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業、そして新入学の季節が今年もやってきた。昔は1学年に10クラスも、20クラスもあるマンモス小中学校をよく目にしたものだが、少子化で児童数は減少し、公立小学校では統廃合が相次いでいる。今や、親族に学齢児童が一人しかいないという「一族」も少なくない。言い換えれば、学齢児一人に「群がる(?)」一族郎党の数が昔に比べて増えているわけで、学齢児一人にかけられる金額も増えてきているのではないだろうか?
ころで、昨年末には日本の学校教育にとってショッキングな報道が相次いだ。OECD(経済協力開発機構)の学習到達度調査(世界41カ国・地域の計約276,000人の15歳が対象)で、読解力で前回(2000年)8位だった日本は、OECD平均レベルの14位まで下落したという。さら、にIEA(国際教育到達度評価学会)の学力調査結果(世界の中学2年生と小学4年生が対象)でも、理科で中学生が前回(1999年)の4位から6位に、小学生が前回(1995年)の2位から3位にそれぞれ低下したという調査結果が報告された。
これを受けて、文部科学省も学力低下の現状を「もはや世界のトップではない」と認め「ゆとり教育」からの転換を意識しはじめた。また、読売新聞社の世論調査では、国民の8割が子供たちの学力低下を「不安」に感じ、7割超が「ゆとり教育」を「評価しない」という調査結果が報告されている。
実際、資源に乏しい日本は「科学技術立国」とならねば、国際競争力は低下する一方であるという切迫した危機感も社会に広がりつつある。
 広生活者調査Canvassの結果によると、「学歴は高いほど良いと思う」人は年々徐々に増えてきているにもかかわらず、「日本は学歴社会だと思う」人は約6割弱でやや減少という一見矛盾した傾向が見てとれる。これは、学歴は高いに越したことはないが、学歴だけでは生きていけないという厳しい世相を反映しているのかもしれない。
そのためだろうか、「子供の教育には学校の教育だけでは不十分だと思う」人はジリジリと増えてきている。実際、少子化の中でも有名私立小学校受験の競争率は一向に減る気配はないし、インターナショナル・スクールを目指すという家庭も増えている。幼児教室に英会話。歌にダンスにピアノにバイオリン。ありとあらゆる「お勉強」や「お稽古」で、スケジュールはびっしりという子供も少なくない。少子化といえども、この市場は見過ごせない。お金の余っているお爺ちゃんお婆ちゃん世代にとっては、孫への「投資」が一番の楽しみなのかもしれない。

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