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毎日何かを探している。ああ、なんか旅のような人生だなぁと思ってみたりもするんですが、考えてみると、その探していることが「カイシャに行かなくていい理由」だったりするんですよね。我ながら、情けないやら面白いやら。
私の場合、カイシャに行きたくない理由のかなりの上位に「電車が混んでいる」というのがありまして。私は首都圏在住ですが、2年ほど前にJR中央線沿線から某人気私鉄沿線へ引っ越しました。そしたら、電車が混んでいる、混んでいる。広告屋という仕事柄、朝は比較的ゆっくりなので、それほど酷い目にはあいませんが、夜がずいぶん混んでいて下手をすると本も満足に読めない状態だったりする。動けないカラダで考えるわけです。たとえば、ブランド肉であるところの松坂牛とかはどんなトラックで移動するんだろうか。いくらなんでもこんなにギューギュー(シャレね)ってことはないだろう。サラリーマンはブランド牛よりも下なのか、とかね。マイライフ・アズ・ア・カウ。そんなことを思いながら、国土交通省のホームページから電車混雑率というのを引っ張り出して眺めてみました。


ベストともかくとして、ワーストを見ると東京の酷さがわかりますね。この混雑率というやつは最混雑時間帯一時間の平均値ということなので、本当に混んでいる電車は、この数値の、例えば20%増しになるということでしょう。私が乗っている路線も最も混んでいるときは、実感としては混雑率250%に達している。もうこれは「カイシャに行かなくていい」強力な理由、いや百歩譲って「カイシャに遅れて行ってもいい」十分な理由だと思ってしまうわけですよ。
いい理由じゃねぇかとほくそえんでいたら、「ちゃんとカイシャに行くべき理由」というのも見つかってしまったのです。ここには載せませんでしたが、国土交通省HPには「最混雑区間における平均混雑率推移」というのもありまして、これがまた驚きの数値でした。H15年度の東京圏平均混雑率は171%
なんですが、これはこの25年で50ポイントもマイナスになったものである、と。25年前は221%だった、と。50ポイントのマイナスですよ、奥さん! 今より50%も混んでいたということに加え、当時はフレックス・タイムなども一般的でなかったでしょうから、逃げ場がない。我々の先輩たちは「平均混雑率221%」という数値以上に大変な体験をしてきたはずなわけです。いやー、アタマが下がるなー。私は、文字どおりの通勤地獄を無事生き延びた先輩たちに敬意を表し、もっといい理由が見つかるまで「カイシャに行かない」理屈をこねまわすのはヤメにしようと思いました。
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