Report

発想力を刺激する YOMIKO TREND REPORT

アドフェスト2012レポート

和田 香 Kaori Wada クリエイティブ局 第2CRルーム コピーライター/プランナー

※執筆者の所属部署・役職名は執筆当時のものです。

アドフェストとは?

今年で15年目を迎えるAsia Pacific Advertising Festival、通称「アドフェスト」はアジア最大の広告祭で、3月18日~20日にタイ・パタヤで開催されました。

期間中は2,857点ものエントリーの中から優秀作品を発表する表彰式だけでなく、世界的に有名なクリエイターによるセミナーや、審査員を含む参加者全員と交流ができるパーティーがあったりとまさに広告漬けの3日間。

会場内には全エントリー作品が展示されており、全てじっくりと見るには3日あっても足りないくらいでした。

アジアでの日本の力

アドフェストで改めて感じたのは、アジアでの日本の力でした。フィルム、プレス、アウトドア、ラジオ、サイバー、ダイレクト、プロモ、デザイン、プリントクラフト、フィルムクラフト、ニューディレクター、360、イノーバ、ロータスルーツの14部門で各賞が選出されましたが、特にサイバー部門では受賞した全35作品中27作品を日本が独占するほど。

最新技術を駆使した表現やキャンペーンなども勿論ありましたが、日本の受賞作品は特に、最新技術を使いながらも人と人とのつながりを生んだり、絆を深めたりする表現のものや、敢えてCGを一切使わずアナログな方法で制作したものなど、“時代や国境を超える感動”の力強さを共通して感じました。

そんな中、弊社もデザイン部門にて「YOMIKOカレンダー」がブロンズを獲得しました。

YOMIKOカレンダーは2006年以来、国外・国内の広告賞を毎年受賞し続けており、今年は「読むと元気になる本」を毎月紹介しながら、使い終わったらブックカバーとして再利用できるという企画のもの。

「元気の本(もと)」カレンダー制作秘話についてはこちらをご覧ください。

所感

今年のアドフェストのテーマは“FAST FORWARD(早送り)”。

情報伝達チャンネルが急増し、市場もそれにともない自由に変化し続けているアジアのスピードをポジティブに捉えた言葉です。そのような環境でも時代の半歩先を行くようなワクワクする広告を創っていかなければならないことを感じ非常に刺激的だった一方で、どんなに進化しても、国によって笑いのツボは異なっても、「人と人とのつながり」や「絆」を感じる広告は変わらず評価されていることに安心したアドフェストでした。