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発想力を刺激する YOMIKO TREND REPORT

北京国際自動車ショー取材記

市川 圭介 Keisuke Ichikawa 第1営業戦略室第1部

※執筆者の所属部署・役職名は執筆当時のものです。

約13億人という世界一の人口を誇る中国。そのなかで政治の中心となるのが北京です。北京首都国際空港から車でおよそ30分、今回で12回目を迎えたアジア最大の自動車展示会「北京国際自動車ショー」が4/23~5/2に開催されました。世界14の国と地域から2000社以上が参加し、1125車種を展示する世界随一の規模を誇る自動車ショーです。

この「北京国際自動車ショー」を取材してきた模様をレポートいたします。

展示場外観

期間中、来場者数80万人は過去最高を記録し、中国における自動車への関心の高さがよくわかります。そして会場内は人々の熱気で溢れ、訪れた人々は展示された新型車やコンセプトカーに熱心に見入り、写真を撮る様子がしばしば見受けられました。

場内 カタログをもらうために行列をなす人々

日本メーカーの演出の様子

出展車両のなかでとりわけ高い注目を集めていたのが最新技術を搭載したコンセプトカーです。日本とも共通し中国でも重視されているのが、環境性能や経済性能の先進技術でした。そしてより特徴的だったのが、走行性能やステイタス性、そして高いオリジナル性を持つモデルが高い人気を誇っていた点です。

その証拠に環境対応車のシェアは伸びていながらも、ハイブリッド車やEVの販売台数は市場規模に比べて普及しているとは言い難く、今後各メーカーによる熾烈なシェア争いが展開されることは必至です。中国政府が本命視しているEV技術は日米欧と技術格差が少なく、日本メーカー各社は現地開発~生産までを増強していく方針を打ち出しています。

なお中国の自動車市場における総需要は、2010年で1,530万台/年にまで拡大しており、これは日本のおよそ3.3倍の規模で、今後も大幅な市場の伸長が見込まれています。特にセグメント別の重要規模では、SUVカテゴリの伸長が顕著であり、2015年には総需要に占める割合が17%まで拡大すると予測されています。

中国はGDP成長率においてもBRICs諸国の中でも飛びぬけて高い成長率を保持しており、今後10年間では世界で最も経済発展する国だと言われています。

その巨大な可能性を秘めた中国自動車市場をリードしていくのはどのメーカーなのか。この市場で主導権を握った技術が世界基準となる日もそう遠くないかもしれません。

北京国際自動車ショー会場にて
営業:安中宏光(第1営業戦略室1部)

営業担当 第1営業戦略室第1部 安中宏光 談

YOMIKOの実績は2010年の北京ショー、2011年の上海ショー、そして今回の北京ショーで中国国内における自動車ショーへの出展業務は3回目を数えます。自動車産業はどの国においても経済を支える重要な基幹産業ですが、中国マーケットでの成果は日本経済へも大きな効果をもたらします。私たちはクライアントの中国における成功のために、国民性や文化の違い、市場動向や環境変化といったあらゆる要素を読み解き、最善のプランを実行しています。そのために今後は中国だけでなく、さらにグローバルな視点でコミュニケーションを考え、実践していくことが何より肝要であると考えています。
※本文内の実績数値は取材時時点