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発想力を刺激する YOMIKO TREND REPORT

「Brain Online Video Award 2014」-審査員特別賞受賞報告

小原 裕美子 Ohara Yumiko クリエイティブ局 第4CRルーム CMプランナー ※執筆者の所属部署・役職名は執筆当時のものです。

佐藤 塁 Sato Rui クリエイティブ局 第5CRルーム CMプランナー ※執筆者の所属部署・役職名は執筆当時のものです。

どうしてBOVAに応募したのか?(概要・応募の背景)

6月2日に(株)宣伝会議が主催する「Brain Online Video Award 2014」一般部門において、ニューバランス ジャパン『大人におすすめしたい走り方』が「審査員特別賞」を受賞しました。
「Brain Online Video Award 2014」(以下、BOVA)は協賛企業から出された課題に対して、マーケティング上の効果を見込めるオンラインならではの動画を審査・表彰するアワードです。
http://bova.sendenkaigi.com/youtube/

(小原)

インタラクティブ分野の提案がマストと言える今、当然提案する回数は多いのですが、個人的にもYOMIKOとしても、もっと実績があるといいなと感じていました。そのため、新しくできたこの広告賞「BOVA」で、上位に入賞できれば大きな実績になり、インタラクティブ分野の業務拡大に繋がるのでは、と考えたためです。その中でも、オンラインムービーは今年改めて注目されていますし、私自身も業務でたくさん制作したいので、そのきっかけになればというのが始まりです。

どうして佐藤さんと組んでみようかなあって思ったかと言うと、前から仕事してて、インタラクティブ系が好きなのは感じてたし、従来型の広告に捕らわれないものが得意そうだったから、ですね。
あとは、長尺企画が好きそうだったから、尺制限のないオンラインムービーをやったら面白いだろうなって思ったからです。

(佐藤)

で、僕が、監督とカメラマンに制作会社の同期を誘って、そうしたら監督が唯一の登場人物の江戸川萬時さんを誘って、と、どんどん好転していった次第です。

作品に込めた思い

(小原)

応募するからには絶対受賞だ!(笑)と、オンラインムービーの成功事例とその理由を塁くんと分析しつつ、アイデアの元にしました。
今回大事にしたのは
・長尺なので見飽きないで最後までみちゃう面白さ。
・ただ面白いだけでない、心を動かすポイントづくり。
です。
広告要素をあまり入れずに、かつ、広告としても機能するように、などなど構成にもこだわりました。

そんな方針を元に、それぞれ自由に考えたいくつかの企画案のうち、New Balanceさんの「ランニング人口の増加」をテーマにした企画をつくることにしました。それをメンバーみんなでどんどん伸ばしていって撮影に望んだわけです。

出来上がったムービーが狙い通りいってるかは、ぜひ実際見ていただき、そうでもない、とかでも(笑)、率直なご意見頂けると嬉しいです。

<BOVA new balance 大人におすすめしたい走り方>

(佐藤)

僕は右半身麻痺の障害を持っているのですが、麻痺で走れない体の僕が、NewBalanceで、「走り」をテーマにしてムービーを制作する。
何たるアイロニーだ、と思います。(笑)
僕は走ることはないだろうけど、走れる人にはもっと気楽に走ってもらいたいなあ、という想いからこの企画が生まれました。
大人の走り方って、全部同じでつまらないし、へんな走り方だとバカにされる。
おかしいですよね?一人一人走り方は違うのに。
「ルールなんてないよ!もっと自由に走っていいんだよ!子供の頃を思い出して!」と、子供の声を使って、ターゲットである大人に訴えかけました。
小原さんの元々企画していた「いろんな面白い走り」と、実は子供の声だけどまじめな話をしているナレーション、このギャップが良かったです。
「あ、こういう走りでもいいのか」と見て、目いっぱい楽しんでいた頃の気持ちを思い出して、「明日、走ろうかなあ」っと、視聴者の心を動かせればいいなあっと思って作りました。

制作現場は、三人(2人+監督)がアイデアを出しまくっていて、わいわいやっていて楽しかったです。カメラマンも良かったし、江戸川萬時さんの名演技も本当に良かったです。結構無理をさせたのに、全然それが映ってなくて、軽やかに舞っていました。
子供の声は、実は当社クリエイティブ局の尾田さんの息子さんの声だったのですが、これも最高でした。
なんか、全てが好転していくという、不思議な高揚感に包まれていました。

受賞した感想

(小原+佐藤)

最優秀賞を狙っていたので悔しいですが、審査員のみなさんに評価頂いたのは素直にうれしいです。

今後の広告について

(小原)

広告コミュニケーションは、インタラクティブを筆頭に新しい手法が縦横無尽に増えていきますが、どんな手法を取るにしても、人の心に届くワクワクする企画を考えることが大切で、それは、今も昔も変わらないことだと思います。
あともうひとつ大切なのは、得意先を巻き込む説得力や人間力。
新しい手法にトライする以上、これで本当にうまくいくの?っていうリスクは常にあるので、得意先も社内を通すのに苦労します。
それを乗り越えるためには、誰でも分かりやすく成功イメージを共有できる説得力と、「この人たちと組めばどう転んでも面白くしてくれそう!」という人間力、的なものなのだと思います。

BOVAをきっかけにできたこのチームですが、それを実践して、実際の業務でも良い仕事が出来れば嬉しいです!