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YOMIKO都市生活研究所フォーラム2020開催

2020.12.02

「都市」と「生活者」視点の独自マーケティングが未来を拓く

都市生活研究所では、2020年11月19日(木)に、「YOMIKO都市生活研究所フォーラム2020」を開催しました。
今回のフォーラムは、昨年同様、「THE FUTURE IS ALREADY THERE IN THE CITY.」をテーマに、「オープニングスピーチ」「都市インサイトセッション」「生活者フォーサイトセッション」の3部で構成、各担当者によるプレゼンテーションや有識者を交えたトークセッションを通して、都市と生活者の新たな潮流や、都市生活者の価値観や行動の変化を捉えた新たな兆しについて発表を行いました。

■第1部 オープニングスピーチ 「欧州のシビックプライド事例にみる都市と生活者の潮流」

昨年9月にシビックプライド研究会で視察、取材した欧州の都市の中から、デンマークの都市、コペンハーゲンとオーフスのシビックプライド事例をもとに、「都市」と「生活者」の潮流を説明。日本でも若い世代を中心に広がりを見せる、環境問題やジェンダー、社会格差などのSDGsに対する意識や、ソーシャルグッド、ウェルビーイングと言った価値観に対し、デンマークの都市が取り組む「ヒューマンコンシャスな都市デザイン」や「生活者との関係性を深めるコミュニケーションデザイン」を、今後、日本でも参考にすべき視点として紹介しました。

都市生活研究所 所長 水本 宏毅

■第2部 都市インサイトセッション 「これからの都市生活における、関係性のデザイン」

これまでの固定観念から脱却した、都市/生活者/モノ・コト・情報とのあらゆる関係の再構築が求められている今、“Beyond Architecture” という新たな動きに注目。そのような関係性デザインのプロセスと可能性について、街や場の設計から運営を通じて社会に問いかけている建築家・株式会社オンデザインパートナーズ 西田 司氏とのトークセッションを実施しました。

都市生活研究所 都市インサイト研究ルーム 担当部長 小林 亜也子

ゲスト 株式会社オンデザインパートナーズ 西田 司氏

■第3部 生活者フォーサイトセッション

生活者フォーサイトセッション① リライフモーメント 子育てによる意識変化が拓く新たなマーケット

子どもの誕生から幼保入園・小学校入学までの子育て期は、親自身の価値観や行動が大きく変化する瞬間。ここで表出する<価値観><潜在欲求><購買視点や行動>等を探りながら、子育て世帯の意識の実態に迫るヒントを紹介しました。

都市生活研究所 生活者フォーサイト研究ルーム シニアプランナー 日浦 康雄

生活者フォーサイトセッション②  所有と共有の歴史からひもとく、少し未来の生活者

昨今、シェアリングエコノミーが大きく成長すると言われている中、独自に作成した年表で「所有」と「共有」にまつわる人類史について解説。そこから見えてくる、将来の「所有」の在り方や可能性について、実証実験の結果などを踏まえて発表しました。

都市生活研究所 都市インサイト研究ルーム 担当部長 山下 雅洋

生活者フォーサイトセッション③  グレート・シングル時代に向けて 40-50代シングル女性がつくるニューエコノミー

日本における「未婚率」「単身世帯」は増加の一途をたどっており、これからの社会や経済を見つめる際、「個」からの視点も重要になることを説明。中でも「40-50代シングル女性たち」のターゲットとしての独自性・重要性、今後のポテンシャルなどについて紐解きました。

データドリブンマーケティング局 局長代理 平田 みどり

生活者フォーサイトセッション④ 〈Z世代〉から読み解く、次世代コミュニケーションのヒント

デジタルネイティブであるミレニアル世代に続き、より若い世代のソーシャルネイティブであるZ世代研究をテーマに、コロナ以降の大きな変化の中でも、〈前向きに〉 動こうとする生活者の価値観や購買行動、オンライン時代のコミュニケーションの在り方について発表しました。

データドリブンマーケティング局 第3マーケティングルーム プランナー 藤井 明子

都市生活研究所 生活者フォーサイト研究ルーム プランナー 小関 美南

当フォーラムの詳細につきましては、以下よりお問い合せください。