株式会社読売広告社と株式会社アイディーズ共同による、 ID-POSデータ分析を機軸とする　マーケティングサービスを提供する新会社設立のお知らせ

株式会社読売広告社（本社：東京都港区、代表取締役社長：中田安則、以下「読売広告社」）と株式会社アイディーズ（本社：沖縄県那覇市、代表取締役：山川朝賢、以下「アイディーズ」）は共同で、ID-POSデータ分析を機軸とするマーケティングサービスを提供する新会社の設立を行い、各種サービスの提供を開始することを決定しましたので、下記の通りお知らせします。

【背景と目的】
購買行動の把握・分析は、小売・卸売・メーカーの中で、それぞれの視点の差はあるものの重要な課題でありました。近年、小売に於いて顧客のカード会員化が進み、システムインフラの進化とともに、購買行動実態の把握は質的にも量的にも益々充実してきています。そのような環境の中、アイディーズは小売様向けにID-POSデータ分析やプロモーション展開の実践等を通じ、いち早くサービスを提供しており、2012年末における小売様との取引数は45社にのぼります。
読売広告社は、主にメーカーであるクライアント企業様の「売りの完結」を第一義に、課題解決に直結するプロモーションを基点として統合的なソリューションを構築する「プロモーションコンサルティング」を推進し、クライアント企業様に最適のサービスを提供することをミッションとしており、2007年以降、アイディーズとの業務提携により、ID-POSデータについて、小売・卸売・メーカー間の相互のメリットを考えた上での、より効果的な活用について研究を行ってまいりました。
そして、このたび、読売広告社とアイディーズは、全国規模のID-POSデータを貴重なマーケティング情報として活用できるサービスインフラの完成を以て、小売様・卸売様・メーカー様向けにID-POSデータ分析を機軸とするマーケティングサービスを提供する新会社を設立することと致しました。
新会社が提供する各種サービスをメーカー様にご採用いただき、ブランドマネジメント、商品開発などにご活用いただくとともに、小売様・卸売様に対しての店頭販促のご提案といったことにもお役立ていただくことによって、最終的に小売様の顧客満足・購買に繋がるという大きな循環を促進していくことを、新会社の事業の目的と致しております。
また、読売広告社の本取組みは、博報堂DYグループ「中期経営計画」のコア・エンジンである「マーケティング・テクノロジー」と、重点戦略領域である「マーケティング／プロモーション領域」の強化に資するものであります。
※ID-POSデータとは、従来のPOSデータで把握出来ていた「いつ、どこで、何が、どれだけ売れたか」という情報（集計データ）に、顧客1人1人の購入履歴を加えたデータ。顧客の属性、購入商品の併売状況、ブランドスイッチの状況などがわかる為、店頭プロモーションのみならず、マーケティング活動全体の強化につなげることが出来る。