新型コロナウイルス感染症の拡大から３年が経ち、ようやく経済活動への影響や生活習慣の変容も落ち着きを見せ始め、コロナ禍の社会活動は次のステージへ移り変わろうとしています。一方、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した国際情勢の不安や、国内では急激な円安とそれに伴う物価高など、国内外の経済をめぐる先行き不透明感が高まりつつあります。

またデジタル技術の進化により、生活者の意識や行動、メディアとの関係も劇的な変化を遂げています。今後、デジタルとリアルの融合がさらに加速することで、生活者とメディアの関係にもさらなる変革がもたらされることが予想されます。

このような変化が激しく生活者の意識や行動が読みづらい時代だからこそ、生活者と深くつながり現状に捉われず新たな「価値創造」を行なっていくことが、組織やサービスの持続的な成長には不可欠です。

我々には「裂古破今（れっこはこん：古きを裂き、今さえも破る）」という創業当時より受け継がれるDNAがあります。まさに今の時代だからこそ、この姿勢が求められていると確信をしております。そして昨年、当社の目指すべき姿として「GAME CHANGE PARTNER」を掲げました。

我々は、これまで培ってきた「SPEED：先読みして形にする力」「BEYOND：越境してつなぐ力」「INDIVIDUALITY：多様な“個”の力」という３つの力で、お客様の新たな「価値創造」に貢献をしてまいります。そして、ビジネスと社会のサステナブルな成長のためにともに変化へ挑戦するパートナーとして、皆様とともに目指すべき「次」へ挑戦していきます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長　菊地英之