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ニュースリリース

読広クロスコム 推し活のインサイトを研究活用するプロジェクト「トキメキカガクLABO」発足

2023.03.31

株式会社読広クロスコム(本社:東京都港区、代表取締役社長:長津秀美)は、推し活に 関わる業務経験や、読売広告社グループでの同知見を活かした新しいソリューション開発と提案を目的とした研究所「トキメキカガクLABO」を発足いたしました。

近年、国内市場における推し活を活用したマーケティングは、漫画やアニメ、2.5次元興行といったものに留まらず、昨今主流になりつつあるファンマーケティングのベースとして もその有用性が求められています。

当社は、そのような国内市場でのニーズに応えるべく、これまでのIPコンテンツとのコラ ボレーションや、IPを活用した施策業務に新たな取り組みを行うことを検討してまいりま した。今回の「トキメキカガクLABO」発足により、21年度より進めてきた「推し活の根 幹にある意識変容や態度変容の本質」についての調査実験をさらに推進。推し活に潜むイ ンサイトを活用した新しいマーケティングソリューションの提案と実施を加速します。

<トキメキカガクLABOの特長>
推し活で得られる幸福感、即ち“トキメキ”を“カガク”的に解明するため、人は嗅覚や聴覚 といった五感にどのような刺激を与えることで、効果的な“トキメキ”につながるのか実 験・調査を行います。その結果を元に、推し活を含めた顧客体験価値創出を軸としたソ リューション開発や提案を行います。

<トキメキカガクLABOによる実験例>

実験① トキメキ推しアロマ診断
匂いの種類や、嗅ぎ方、同時に行う動作の組み合わせを体験。実験の被験者は診断結果と して推しの顕現レベルやタイプを知ることができる。LABOとしては効果的な匂いのマー ケティング手法の素となるデータを収集・活用する。

実験② トキメキ推しスタイル診断
VTuberのような複数種類のアバターから好みを診断。被験者は無意識的に選択していた自分の好みを再発見することができる。LABOは「配信者などではない一般の人」にとっての好みなどを性年代での傾向としてデータを収集・活用する。

実験③ トキメキ推しボイス診断
人工的に生成したいくつかの会話音声を聞き分け、好みを選択していくことで、被験者は 同じ系統の声優の好みを発見できる。一方でLABOはこれまでフォロワー数でしか図れなかったファンの熱意やトキメキ度を測ることで効率的なキャスティングなどに活用・展開する。

<トキメキカガクLABO今後の予定>
診断実験やデモ機の開発など生活者向けの実証実験も含めて調査分析を重ね、イベントスペースでの活用を中心に、体験型イベントなどを行っていく予定です。
(提供コンテンツイメージ)
・人肌ゲルによる触覚のリアリティ体験
・アクチュエーターのAI制御で実現する手つなぎや握手のリアリティ体験
・音声合成やAI声質変換を活用した偉人復元
・先進ビジュアルコミュニケーションツールを活用した没入感の高いリアルなコミュニケーション環境構築
など、「バーチャルとリアルの垣根」を超えた「実需要に直結する“トキメキ”」を感じるソリューションとして、各クライアント課題に応じてコンテンツの設計から実装まで行っ てまいります。

問い合わせ先

株式会社読広クロスコム
プロモーション本部 北原・佐藤
TEL:03-5544-7700