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体感データから未充足ニーズを発見!YOMIKO、『体感式!商品開発プログラム™』の提供を開始

2024.05.30

第一弾として、ナイガイ社と共同で商品開発
「踊るように気持ちよく家事ができる!」新感覚ルームシューズを発売

 株式会社 読売広告社(本社:東京都港区 代表取締役社長:菊地英之、以下、YOMIKO)は、『体感式!商品開発プログラム™』の提供を開始いたしました。本プログラムは、コモディティ化によって未充足ニーズの発見が困難な現代において、五感で感じていること(=体感)から未充足ニーズを言語化し、これまでにない新たな商品・サービスの開発を支援するものです。

 本プログラム提供第1弾として、創業103年の老舗靴下メーカーである株式会社ナイガイ(本社:東京都港区赤坂 代表取締役社長:今泉賢治)と、新感覚ルームシューズ「くつしたうまれのニットシューズ おうちスキップ」を共同開発しました。

 開発において、「ルームシューズの履き心地」そのものではなく、「イエナカの居心地の体感」に着目。本プログラムを用いて、家の中で居心地がいいと感じるとき・悪いと感じるときの体感を言語化。そこから見えてきたのは、「足元のちょっとした不快が、家事に対するやる気を一気に削いでしまう」という課題でした。具体的には、濡れた床・汚れた床を踏んで足裏が不快になる、落ちている小さなおもちゃに気づかず踏んで痛い思いをする、スリッパ等が脱げそうになる・つまずく、といったことです。この未充足ニーズから「やる気を妨げず、気持ちよく家事ができるルームシューズ」を目指し、商品化に至りました。

■「体感式!商品開発プログラム」とは

 『体感式!商品開発プログラム™』とは、当社の都市生活研究所が有する都市生活者のインサイト発掘の知見をベースに“体感データ”による課題発見を支援するプログラムです。

 本プログラムでは、五感で感じていること(=体感)から未充足ニーズを言語化し、コンセプトメイクからプロトタイピング・実装まで行うことができます。

  最大の特徴は、これまで言語化できなかった体感に意識を向ける新たなフィールドワーク手法と、そこで生まれた「体感データベース」の分析による課題発見です。開発者自身が生活者視点に立ち、自分自身の行動や感覚を微細に紐解くことで、従来の定量/定性調査では捉えきれなかったニーズの発見、多角的な商品アイデアの開発が可能になります。

■体感式!から生まれた「おうちスキップ」の開発背景

 この『体感式!商品開発プログラム™』の第1弾として、当社がナイガイ社とともに共同開発したルームシューズが、「くつしたうまれのニットシューズ おうちスキップ」です。

〈開発プロセス〉

◇Point1 体感採集をする“場”の設定
ルームシューズそのものを見るのではなく、「ルームシューズ=家の中での居心地をつくるもの」と捉え、まずは「イエナカの居心地」を深堀するところからスタートしました。

◇Point2 開発チームメンバー自身が、自分のn=1の体感を言語化
プロジェクトメンバー全員で、家の中で「居心地が良いと感じるとき(快)」と「居心地が悪いと感じるとき(不快)」の体感を、言語化をサポートするオリジナルフォーマットに記述。言語化しにくい体感も、オノマトペを用いながら記述していくことで、普段意識していなかった微細な体感の変化への解像度を上げます。

◇Point3 体感データの分析から課題発見
集まった記述から「イエナカ居心地体感データベース」を作成。多角的なデータ分析を通して、イエナカでの居心地における未充足ニーズや課題を発見。

◇Point4 発見した課題を“足で/ルームシューズでどう解決するか?”から商品コンセプト開発へ
ここで初めて「足」へフォーカス。発見した「イエナカの居心地ニーズ・課題」を、“足で/ルームシューズでどう解決するか?”を考えることで、ルームシューズのコンセプトアイデアへ。ユーザー層への検証も実施しました。

〈体感採集から見えてきた課題とコンセプト〉

◇イエナカでの居心地をつくるカギは “スイッチ&フィット”
 家の中での体感を採集・分析する中で見えてきたのは、イエナカでの居心地の良さのカギは「やるべきことを終えた達成感・すっきり感」にあるということ。だからこそ、家事の“やる気”が入ると「快」につながりますが、そのスイッチが入らないと、そんな自分に対しても「不快」が溜まっていってしまいます。

 気分や行動のON/OFFスイッチを切り替えにくいイエナカだからこそ、やる気になるきっかけをいかにつくるかが、イエナカの居心地づくりの課題になることが分かりました。

体感の記述分析例(抜粋)

 さらに分析を続けていくと、履くことで家事へのやる気がでるようなルームシューズを作るには、ON状態を持続させる“フィット”感が重要になることが分かりました。(例:自分の自然な動きについてきてくれると、動きたくなる/逆に、自分の自然な動きを制限・中断されると「不快」につながる)

 これらの発見から、身体の微細な動きにフィットするシューズの象徴として「バレエシューズ」にヒントを得て、「踊るように家事ができるルームシューズ」を目指して開発・デザイン。100年以上の歴史を持つナイガイ社の靴下づくりの技術によって、家事にまつわる様々な特徴的な姿勢にもフィットし助けてくれるルームシューズが完成しました。   

〈“踊るように家事ができる”を体現する機能価値〉

● 足の形になじむ “ニット仕立て”
● 持ち運びにも便利。360°自由に曲がる “やわらかゴムソール”
● 長く履いても疲れないふわふわ心地のインソールを採用
● “丸洗いOK” な清潔素材

◇株式会社ナイガイ商品開発担当者の声 

◇関連リンク https://www.naigai.co.jp/lineup/ouchiskip/

■担当スタッフ 
・都市生活研究所 所長代理 山下 雅洋
・都市生活研究所 プロジェクトクリエイションルーム 小関 美南
・都市生活研究所 プロジェクトクリエイションルーム ⼋⽊ ⽇花⾥
・統合クリエイティブセンター 第2統合クリエイティブルーム ⿅⽑ 絵梨花
・ビジネスデベロップメント局 アセット&サービス開発推進部 高木 千
・ビジネスデベロップメント局 アセット&サービス開発推進部 原口 真央
・第1ビジネスプロデュース局 第1部 斎藤 彩
・株式会社読広クリエイティブスタジオ 第2クリエイティブルーム 川端 綾

■「体感式!商品開発プログラム」チームメンバー

■会社案内

株式会社ナイガイ
株式会社ナイガイは靴下を履くことで楽しめるライフスタイルを100年間こだわり続けて作り上げてきた“靴下づくり”の技術と情熱を通じて、これからの100年も“素足以上に足どり軽く”新たな商品がみなさまの足元に広がることを目指しています。
URL:https://www.naigai.co.jp/

株式会社読売広告社
YOMIKOは、フルファネルマーケティングに基づく「コミュニケーションデザイン」を始め、市民がまちに対して持つ愛着や誇りである「CVIC PRIDE®ブランディング」、生成AIやメタバースなどのテクノロジーを活用した「デジタルコンサルティング」、店頭基点の「インストアコンサルティング」などの強みを有しています。この独自性を発揮し、新たな「価値創造」に貢献することで、ビジネスと社会のサステナブルな成長のために、ともに変化へ挑戦する「GAME CHANGE PARTNER」となることを目指しています。
URL:https://www.yomiko.co.jp/

今後も読売広告社は、本プログラムの提供を通し、クライアント企業の事業成長に貢献してまいります。

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