YOMIKO STORIES

Creative Works【創味食品】

広告賞を受賞・入賞した作品を紹介する「Creative Works」。今回は日本最大級の交通広告賞『交通広告グランプリ』で最高賞のグランプリに輝いた創味食品「焼肉のたれ 二代目」の作品を紹介します。

クライアント・商品/サービス


創味食品
「焼肉のたれ 二代目」焼肉の部位ジャック広告

作品概要


創味食品「二代目焼肉のたれ」が新発売するのにあたり、商品の認知、注目度を高める施策をチームで自主提案し、実施。

東京、名古屋、大阪にある3路線の電車内の中吊り額面などを活用し、そこへ「ハラミ」「シャトーブリアン」「カルビ」「イチボ」「ネクタイ」など、焼肉の部位を太文字で表記。

さまざまな肉の部位で車内を埋め尽くし、強引に焼肉を食べたくさせてしまおうという、シンプルで強いデザインが、車内を驚きと異物感のある空間に変えています。

部位の種類は最大28種。

さらに、部位ごとに
◇焼肉の王道、不動の人気を誇るスーパーアイドル「カルビ」
◇食感の奥から独自の旨味がご挨拶、気品あるホルモン紳士「ネクタイ」 など、全種類異なるコピーにも注目。

焼肉の部位をたくさん見れば焼肉気分になるはず…といった発想の広告です。

ローンチ後は中吊り広告にも関わらず車内を撮影した写真でSNSを中心に拡散。

TOKYO ART DIRECTIORS CLUB入賞、交通広告グランプリ グランプリ(最高賞)を受賞。

受賞コメント


電車に乗る生活者の多くが、スマホしか見ていない状況です。

そんな状況の中、いかに「インパクトのある広告で注目を集めるか?」「焼肉を食べたいと思わせるか?」というスタッフの自主的なプレゼンテーションから今回の企画ははじまりました。

実施が決定してからは、シンプルな企画ゆえにコピー、書体、デザインの精度が必要で、かなりの時間をかけてコピー打ち合わせをし、掲出した36パターンのすべてを原寸大で出力し、デザイン検証を繰り返しました。掲出後はSNSを中心に反響も大きく、車内の人をかなりギョッとさせることに成功したと思います。

私たちが制作した「焼肉の部位ジャック広告」は、いい意味で戦略はなく、効率的でも合理的でもない広告です。その戦術だけで突破した広告が、24年度に掲出された全ての交通広告の頂点に立てたことを嬉しく思います。

統合クリエイティブセンター
クリエイティブディレクター/アートディレクター
戸川進之介

担当者プロフィール


◇制作スタッフ


戸川進之介 
統合クリエイティブセンター
クリエイティブディレクター/アートディレクター
中川 雄介
ブランドアクティベーションセンター

プランナー
肥後 晶
ブランドアクティベーションセンター

プランナー
宮崎 憲一
統合クリエイティブセンター

クリエイティブディレクター/コピーライター
辻 いおり
統合クリエイティブセンター

プランナー

◇制作会社:株式会社読広クリエイティブスタジオ

庄司 順一
アートディレクター
黒田 夏葉
デザイナー

◇アカウントエグゼクティブ

山口 崇
関西ビジネスプロデュース局 第2部

光永 雄亮
第5BP局 第1部