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withコロナ時代の食品購買行動 第2回オムニバス調査結果 今秋以降のスーパーでの食品買物行動予測を発表

2020.09.23

再度のコロナ大流行の不安は減じ、with コロナの新生活の中で、家庭内イベントは重視。
お買い物は節約志向の中で、免疫力アップの食事に傾注。食材のストック意識拡がる。

株式会社読売広告社グループの株式会社ショッパーインサイト(本社:東京都港区、代表取締役社長:石川 茂樹、以下 ショッパーインサイト)は、この8月21日から23日にかけて、関東・関西圏の20~60代主婦1,040人を対象に、「新型コロナウイルス禍の自粛生活における食・購買行動への影響度調査」を実施いたしました。

withコロナ移行期と捉えられる本調査で、6月の自粛期間開け直後の第1回調査との変化を把握し、今後の食品スーパーでの購買行動の変化を予測することを目的としています。
食品メーカー、小売業にとって混とんとしたこれからの販促企画の手がかりになると確信しております。調査結果から見えてきた主な兆しとして、自粛生活後も主婦の食費、食事作りのストレスは蓄積されているが、コロナの大流行再来への不安は減っている。withコロナ時代の食生活として、「免疫力アップ」の食事作りに注力し、家族・家庭内で楽しめるイベントを増やしたい。脱自粛、新しい生活スタイルに沿った食生活、購買行動意向が垣間見えます。

【調査結果のポイント】

新型コロナは秋以降、再び大流行する意識は減っている
6月調査に比べ、秋以降の大流行を予測する人たちは30ポイント以上減じ、withコロナへの移行を感じている中で、お買い物スタイルも自粛明け時期から変化しているようです。

主婦は、食費、食事作りなどストレスの多い日々が続いている
食費が想定以上の意識は高く、1 日中、食事作りや後片付けで疲れている様子で、「節約」「手間なし」は必須です。

節約志向、免疫力アップの食事傾向は続き、家庭内で楽しめるイベントも増やすことを心掛けている
この秋冬、今まで以上の節約に心掛けるも、家庭内で楽しめるイベントを増やしたい意向が出てきています。

免疫力アップ期待の食品は「ねばねば食材」が圧倒的、「ヨーグルト類」「緑黄色野菜」もさらに伸びている
免疫力アップ食品は納豆、きのこ類、海藻などねばねば食材が圧倒的だが、ヨーグルト類、緑黄色野菜が伸びています。

今後、再度自粛生活があった場合には、食材、商品のストックの幅は拡げる
6月調査に比べ、再度緊急事態宣言による自粛生活となった場合、ストック予定の食品が全般的に増えています。

【調査結果サマリー】

・新型コロナは秋以降、再び大流行する意識は減っている

 

 今後の予測や意向に対して、新型コロナは今年の秋以降大流行すると予測することは前回調査より30ポイント以上ダウンしています。買い物行動ではスーパーでは神経質にならず(15ポイントアップ)、混雑時間帯を避ける意識も下がり(13ポイントダウン)、陳列商品に直接触ることを嫌悪する意識も減る(5ポイントダウン)ようで、自粛生活からwithコロナ生活移行が予測されています。

■今後の予測と意向(MA) 【前回との比較】

・主婦は、食費、食事作りなどストレスの多い日々が続いている

 自粛生活明け後も、食費が想定以上にかかっているとした人が最も多く、次いで献立が思いつかない、1 日中、食事作りや後片付けばかりで疲れているなど、ストレスに関することが上位を占めています。

■自粛生活中に経験し、その後も続いていること(MA) 【前回との比較】

・節約志向、免疫力アップの食事傾向は続き、家庭内で楽しめるイベントも増やすことを心掛けている

 今年の秋冬以降、食生活で心掛けたいことは今まで以上の節約、できるだけ手間をかけず、食事作りの負担を軽減するといった、現状のストレス対策が続く一方、免疫力アップにつながることを意識して食事を作る意向は最も高く、できるだけ家庭内・家族内で楽しめるイベントを増やす意向もあり、withコロナ時代の食生活スタイルが垣間見えます。

■今年の秋冬に、食生活で心掛けたいこと(MA)

・免疫力アップ食品は「ねばねば食材」が圧倒的、「ヨーグルト類」「緑黄色野菜」もさらに伸びている。

 免疫力アップを目的に食べているメニューは、納豆、オクラなど「ねばねば食材」が圧倒的。免疫力アップを期待して購入する食品の中で、ヨーグルト類、緑黄色野菜、きのこ類などは6月調査時から10ポイント近くスコアを伸ばしています。

■免疫力アップを目的に食べているメニュー(MA) 【前回との比較】
■免疫力アップを期待して購入する食品(MA) 【前回との比較】

・今後、再度自粛生活があった場合には、食材、商品のストックの幅は拡げる

 この前の緊急事態宣言による自粛生活の経験からか、6月調査に比較して、今後緊急事態宣言による自粛生活が再びあった場合にストックする予定の食品は、全般的に増えており、食事目的では特にインスタントラーメン、パスタをはじめとした乾麺類。これに続き、レトルトカレー・パスタソース類、冷凍食品類が非常に高く、缶詰、ホットケーキミックス・小麦粉が続きます。

■今後緊急事態宣言による自粛生活があった場合、ストックする予定のもの(MA)

・その他

調査ではその他、
・ 飲食店のテイクアウト利用動向
・ 外食など自粛した行動の再開動向
・ スーパーでのお買い物に関する今後の予測や意向
など、with コロナを踏まえた食生活、新しい生活スタイルの指向などを確認しています。

今回調査、6 月実施の 1 回目調査の詳細結果の提供に加え、生活者の意識の時系列変化を確認していく第3回の調査への協賛社を募集しており、協賛社はオムニバス形式で独自の設問も設定できます。
詳細につきましては、以下にお問い合わせください。
尚、第3回調査は 12 月上旬の実施予定となっております。

株式会社ショッパーインサイト 概要

■本社所在地:〒107-6102 東京都港区赤坂 5-2-20 赤坂パークビル
■代表者:代表取締役社長 石川 茂樹(いしかわ しげき)
■資本金:300,000,000 円
■設立年月日:2013 年 5 月 1 日
■主事業内容:食品スーパーの ID-POS データや店頭取得データでショッパーの購買行
動を把握・分析するマーケティング支援、コンサルティング、販促支援サービス。
■web サイト:http://shopperinsight.co.jp/

本件に関するお問合せ先

TEL : 03-6277-7030 / FAX 03-3505-2080
e-mail : press@shopperinsight.co.jp
担当 : ショッパーインサイト 西川