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2020.09.18
ビジネスデザイン局データビジネスルームでは、データを活用することで、未知の環境下における客観的でブレなく共有可能な市場や顧客のパースペクティブを先入観にとらわれず提供し、成功につながるビジネスの意思決定をお手伝いしています。また、その意思決定の結果がどのような機序でどんな結果を生み出しているかをデータによって客観的にモニターすることで、その成功を仕組み化し、新しい環境において成功確率の高いビジネスをデザインしていきます。具体的には、広告会社のスキルセットの延長線上で、3つのサービス領域、「データの価値化」「データの提供」「データの創出」を行っています。
まず「データの価値化」ですが、これはデータの加工、分析やモデリング、シミュレーションなどを通じてデータから意思決定に役立つ情報を抽出し、データの価値を高めることを意味しています。得意先のWebログデータ、CRMデータ、SFAデータ、お客様相談室のログ、商談の録音…などから価値のある情報を発見したり、仮説を検証するなどのお手伝いをしています。こういった取り組みはアナリティクス主体のアドホックな取り組みのケースもあれば、システムを開発して業務フローの中に組み込む場合もあります。更に、得意先のデータ可用性を高めるために、CDP、MA、BIツール、Web解析ツールなどのマーケティングシステムの導入、運用のお手伝いもさせていただきます。また、それらのデータを統計的なモデル化やAI的な手法で処理することで、施策とその効果を予測しシミュレーションすることを可能とします。これにより、ROIとプランニングのアカウンタビリティ向上に貢献することが可能です。
次に「データの提供」ですが、私たちは博報堂DYグループとして、また読売広告社として調達している実に様々なデータを使用することが出来ます。購買データ、広告接触データ、意識調査データ、それらをシングルソース化したもの、位置情報データ、ソーシャルデータ、Webログデータ、また不動産や車など様々な業界に特化したデータなど多様な情報を社内外に提供し、プランニングや意思決定に役立てていただいています。また、アプリベンダーなど様々なパートナー企業からのデータ調達も行っており、一般的なデータではなかなか分からない事項に対するユニークな答えも様々にご提供します。一つ一つのデータに価値があるのはもちろんですが、ここに挙げたような様々なデータを掛け合わせることで、今起きている事象やこれから起こるであろうことに対して、より解像度の高いビジョンをご提供できるものと考えています。
最後に「データの創出」ですが、これは今データになっていないものをデータ化する業務です。例えば、これまでレジ通過人数は分かっても来店人数は分からなかった商業施設に対して、動画解析やWi-fiで来店人数や属性、動線を計測しデータ化することや、スクレイピングやAPI経由でECサイトのレビューや価格などWeb上の情報を収集しデータ化することなどです。
私たちはデータ周りの様々なサービスをワンストップでご提供しているが故に、得意先の調整業務も私たち内部の調整事項も少なく、プロジェクトをスピーディに進行させることが出来ます。これにはコスト面でもメリットがあります。更に、すでに得意先のビジネスを熟知し、日々施策のご提案を行っている社内メンバーと連携した取り組みになりますので、データ関連プロジェクトで良く聞く「業界用語の説明からしなければいけない」「操作不能な変数を重要だからと言われても…」などのストレスも皆無です。そして、私たちのチームは「それでどうするべきなのか」を常に考えているので、分析に終わらずその結果からビジネスを改善するための施策プランニング、エグゼキューションまでもシームレスに行うことができます。このため、データを活用してビジネスを成功に導き結果を出すところまでが仕事、という認識こそが、私たちの強みだと考えています。