• NEWS
  • 2025 MYPAGE
  • ACCESS

Works 事例紹介 | ポプラ社 かいけつゾロリ35周年「ぜーんぶ、冒険だから!」

プロジェクト概要

かいけつゾロリ35周年のコミュニケーション/プロモーション活動を担当する広告会社を決定する競合コンペに参加し、受注に至ったプロジェクト。かいけつゾロリのキャラクタービジネスとしての成功を目的に活動し、ポプラ社のライセンスビジネスに貢献するべく、かいけつゾロリのライセンスエージェントとして契約の締結から携わり、結果的に、商業施設・水族館・飲料・行政法人などYOMIKOのクライアントと非常に多くのコラボ案件が成立しました。
35周年の施策は、かいけつゾロリの広告制作に加え、新たなプラットフォーム開発や映画製作など、それぞれが連動しながらIPとしての価値向上に寄与し、新しいビジネスモデル構築への挑戦にもなりました。一部コンテンツへの事業出資、ポプラ社と共同で協賛社に交渉したり、ときには事業計画を共に構想するなど、従来のクライアントと広告会社の関係値、いわゆる受発注の関係値では成し得ないプロジェクトでした。

かいけつゾロリを通じた体験のコンテンツ化

ポプラ社の看板IPである「かいけつゾロリ」の課題は、書店や図書館などを中心とした本だけに留まらない、子どもたちにとって“新しい読書体験”を提供することでした。この課題を解決するべく、『バーチャルゾロリ城』(アプリ)を開発し、かいけつゾロリをデジタル上でも体験できるコンテンツを企画/制作しました。開発チームには「コンテンツ愛」のあるメンバーを多くアサイン。開発自体は、ある種“杓子定規”に進めないと破綻をきたしてしまうこともありますが、一方で高いユーザー体験は圧倒的なこだわりコンテンツがもたらすことも事実。そこで、ゾロリ愛のあるメンバーを集めることで、開発自体にも、運用にも、愛を反映した企画が自ずと生まれる環境を作っていきました。メディアという視点では、本に加えてデジタルでも展開できるようになったことで新しい読書体験が提供できる一方で、原作者の思いや原作に込められた遊び心をコンテンツに宿すという点に拘り、企画段階で原作者(原ゆたか先生)やプロデューサーの想いを共有しながら形にしていきました。

もっともっとたくさんの人に愛される国民的キャラクターに

はじまりは、35周年プロモーションの競合プレゼンでした。ゾロリは、その名を知らぬものはいない、有名キャラクター。そんなゾロリが、子どもたちだけでなく、かつて子どもだった大人たちも含めて、もっともっとたくさんの人に愛される国民的キャラクターになるには、どういう35周年を過ごすべきか。オリエンを受けてクリエイティブディレクターが考えたのは、35周年の1年間だけ、瞬間風速的に盛り上がったとしても、それではダメだということ。5年、10年、長期的な視点で、ゾロリが世の中において、どういう存在であるべきか。みんなからどういうキャラクターとして好かれたいのか。人々の心の中に、どう息づいていくのか。そこから目線合わせをしていきたい、と考え、ポジショニングを規定しました。正解主義な世の中に対し、「失敗を恐れず、柔軟な発想で乗り越えていく存在」として「ぜーんぶ、冒険だから!」というスローガンが生まれました。

Team チーム紹介

メンバーそれぞれが考える
この仕事はここがおもしろい!

  • 柴田 愛[クリエイティブディレクター]

    クリエイティブを中心としたコミュニケーション全般のディレクションを担当

    いっぱいあって挙げきれないですね。ゾロリプロジェクトは特に、コンテンツそのものを作ることに深く携わらせていただいているので、単純にめちゃくちゃ楽しいです。コラボ先で展開するスピンオフシナリオを考えたり、アプリのコンテンツを考えるのも、書籍の形とは違う「新たなゾロリの物語体験」を作っている感じで楽しい。それがいろんな人の協力を経て形になっていくのは、なんとも感慨深いものがあります。こういった様々な業界のアツい人たちと出会えることも、この仕事をやっていていつも楽しいなと思うポイントです。

  • 小林 淳貴[営業]

    プロジェクト全体統括

    クライアントから「広告会社」としてではなく、「ビジネスパートナー」として期待いただけたこと。いわゆる広告施策・プロモーション施策の領域を超え、様々なステークホルダーにも協力いただけたことで実現できたプロジェクトでした。この場を借りて、本プロジェクトに協力いただいたすべての方と、ポプラ社様、そして、原ゆたか先生に感謝を申し上げます。

  • 日浦 康雄[ビジネスデザイナー]

    プロジェクト全体のビジネスデザインを担当

    1. ①もはやコンテンツ創作(コンテンツ側に極めて深く入り込んでいる)であること。

    2. ②本プロジェクトのYOMIKOマネタイズは広告屋ではなく事業開発であること。

    3. ③チームメンバーの密着度が高いこと(協業先と文字通りパートナーに)。

  • 遠藤 寛玄[営業]

    スケジュール&予算管理、企画制作進行を担当

    単なるIPの周年プロモーションにとどまらず、クライアントの経営戦略/戦術の一端を担うプロジェクトをパートナーとして推進することができる点が、他の案件には無いおもしろいポイントだと感じます。

  • 上原 ひとみ[コンテンツプロデューサー]

    ライセンスエージェントとしてセールスおよび版権管理を担当

    キャラクターのファンが、期待以上の反応をしてくださり、企業とのコラボであっても、ゾロリのコンテンツとして楽しんでもらえたと、手ごたえがあったときはやりがいを感じます。ゾロリと世の中との接点を、広告会社だからこそできる手法で広げ、キャラクターとファンの絆づくりに貢献できることは、この仕事の醍醐味だと思います。

Works INDEX