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Cross Talk | チューター × 若手社員

言葉にすることの大切さ。新人の意見にも敬意を持ち、その発信を支持する。

若手社員

営業

Egawa Kana

Q

入社して関わった仕事について
教えてください。

  1. 江川

    1年目は営業としてTVCMの制作やサンプリングイベント、POPの制作進行など幅広い業務に携わらせていただきました。小さい頃からテレビや広告などメディアの仕事に興味があったので、「裏側ってこうなってるんだ!」と毎日が新たな発見でとても楽しかったです。特に印象深いのが、屋外広告の制作です。初めは右も左も分からなかったことが、だんだんと自分が中心となって業務を進行できるようになり、最終的に5mの広告物となって空港に掲出されたときは感動してうるっときました。

Q

入社1年間で苦労したこと、
楽しかったことはなんですか?

  1. 江川

    楽しかったことはCM撮影の北海道出張です。クライアントや制作スタッフなど多くの関係者が集まって一つのものを作るその雰囲気や、多くの人の想いで作られていることに感銘を受けました。同時に広告を企画する立場として身が引き締まる思いにもなりました。撮影後にクライアントと飲んだビールは、これまでで一番おいしく忘れられない味です。
    苦労した点は、1年目の終わりに、私が主導となって任せていただいた競合コンペで負けたこと。コンペは営業がクライアントからオリエンを聞き、その後社内へ持ち帰り、チームメンバーとの打ち合わせで企画を考えるという流れですが、いざ社内で議論が始まると、チームメンバーから多くの質問があり、自分がクライアントから情報を全く引き出せていなかったことに気づきました。またクライアントの意向も読み取れておらず、結果採用してもらうことができませんでした。クライアントはお客様ではありますが、それ以上に“いい仕事を一緒に作っていくパートナー”という意識をもって向き合えていたら、また違った結果になったのかなと今では思います。

Q

チューターの存在について
どう思いますか?

  1. 江川

    常に同じ目線に立って、寄り添ってくださる先輩です。クライアントへの提案や企画考案においては、「江川さんはどうしたらいいと思う?」と常に私の意見を大切にしてくださいました。そのおかげで1年目からやりがいをもって仕事と向き合えたと思います。また自分の考えを周囲に発信することが苦手な私に、「自分が何をしたいかを言うことは勇気がいるけど、言葉にすることは大事だよ」とアドバイスをいただきました。今でもこの言葉を大切に、会議でも勇気を持って自分の意見を発信するように心がけています。
    実際、夢を実現してクリエイティブに異動した児玉さんを見て、私も自分のやりたいことに素直でありたいなと思います。

Q

チューターとして担当した
当時の心境・想いについて
聞かせてください。

  1. 児玉

    正直なところ「まだ3年目の自分が?」と戸惑う気持ちが大きかったです。周りには自分より遥かに優秀な先輩方がたくさんいたので、もっと適任な人がいるのではないかと思いました。ただそこから自分をチューターに推した部長の考えや想いを受け取ったことで、3年目という若い年次の自分だからこそ教えられることや築ける関係性がきっとあるはずだと、徐々に自信をもって受け入れていった気がします。

チューター

クリエイティブ

Kodama Muga

Q

新人×チューターの
関わり方について
教えてください。

  1. 児玉

    なるべく緊張感がない存在でありたいと思っていました。自分の経験から、どうしても教えられるトーンって自分を否定されるネガティブな心象になりがちで、そういった心理的ストレスは与えたくないなと思っていました。委縮すると心を閉ざすことに繋がり得るので、日ごろからほぐれた関係というか、緊張感がない存在でいることで居心地の悪さを生まないように意識していたと思います。それが結果的に前向きな成長に繋がっていくのかなと。

  2. 江川

    まずは自分で考え、行動してみるということを意識しました。最初は自分の判断に自信が持てず、不明点は全て児玉さんに質問し、教えていただいた通りに業務をこなしていました。しかしある日、20代がターゲットの商材の企画打ち合わせで、何気なく周りの友人にヒアリングをした結果をもとにアイデアを出したところ、「江川さんだから集められたデータだし、アイデアもいい視点だね」と言っていただきました。その時、新人だから分からない、できないというのは自分の甘えだと気づき、それ以降、自分で考えて行動した上で、児玉さんに相談するように心掛けていきました。

  3. 児玉

    江川さんの考えたこと、思ったことに敬意を持つことを意識していました。教育する立場として誰かに接する時、自分の場合、つい否定することが前提となりがちです。社会人として基本的なことを教える、指摘することは前提ですが、新人が思ったことや何か考えをもって行動していることについては、まずフラットな目線で聞いてみて、共にその良し悪しを考えていく姿勢を心掛けていました。私自身もまだ3年目で、正直何でもかんでも自信をもって判断できるほど能力もないと思っていたこともあり、“正解を教える存在”よりも“一緒に考え、悩む存在”というチューターの方が互いに良いと思ったからです。

Q

チューターを経て感じることは
なんですか?

  1. 児玉

    自分が感覚的にやってきたことを、教えるにあたってどう言語化して、どう伝えればよいのかということが正直難しかったです。理解しやすい説明やモチベーションが上がる伝え方とは、相手をよく知り、相手によって伝え方を変えるということを学びました。
    このチューターで得た経験をもとに、チームメンバーなど周囲の人と接する時にも意識するようになり、自身の成長に繋がったと思います。

Q

それぞれの逆転劇を教えてください。

  1. 江川

    デジタル人財の育成を目的としたデジタル留学制度を通しての経験です。私は2年目の今年、1年間デジタル部門に異動しています。これまでデジタルに関する案件に関わったことがなかったため、異動後は何も分からず、自分の無力さと葛藤していました。
    しかし数か月経過した今、苦手としていたデジタル広告を理解できるようになり、またデータをもとに論理的に考え提案することを楽しいとすら感じるようになりました。デジタルに抵抗を感じていた頃から思うと、まさに「逆転劇」です。
    できることが増えるとクライアントへの提案の幅も広がります。何事にも挑戦できる環境だからこそ、今後も貪欲に学び、様々な武器を身に着けていきたいと思います。

  2. 児玉

    私が新人だった頃の話になりますが、初めて自分が新規でとったクライアントの業務において、いつも先輩の指示通りに資料作りをしていましたが、その時ばかりは「ここは譲れない」と先輩のアドバイスを振り切って、自分の信じるベストな資料作りを押し通したことがありました。今思えばムキになっていたのかなと思いますが、先輩も最終的には私を尊重してくれて、ありがたかったです。資料の良し悪しよりも、私が前のめりに仕事を進める姿勢に成長を感じてくれて背中を押してくれたんだと、チューターを経験した今では気持ちがわかるようになりました。そんなモチベーションの逆転劇です。

Q

新人の成長を感じた時、
今後期待することはなんですか?

  1. 児玉

    どんなことにも自分の考えを持てる素質があり、しかもそれが鋭いところを突いていることも多かったので、自ら発信して欲しかったのですが、やはり最初はなかなか難しく苦戦していた印象でした。ある時、ある打ち合わせで、彼女の一つの発言から全体がそれに共感して、一気に企画が前に進んだことがありました。そんな成功体験もあってから、最近でも持ち前の鋭い視点を活かして、かなりプロジェクトの中心部分に入り込んでいる印象があります。打ち合わせでは年次や役職は関係なくて、いちばん考えた人、いちばん本質を突いている人が中心になってくるものだと思います。ぜひこの調子で持ち前のシャープな視点と発言力を活かし、常にチームの先陣を切っていくような存在になってほしいと期待しています。

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