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常に柔軟に、新しい視点を取り入れていたい

マーケティング

Ueno Ryo

Q

これまでのキャリアを
教えてください。

新人研修後、最初にデータドリブンマーケティング局に配属され、それからずっとマーケティング職に従事しています。
最初に配属された部署では主に不動産系のお仕事が中心で、マンション事業やホテル事業のコミュニケーションおよびブランディングを担当。市場分析からターゲット戦略、商品のポジショニング規定、コンセプト立案など、マーケティング領域全体を幅広く学ぶことができました。
今年度からは、4年目のキャリアアップローテーションのタイミングで別のマーケティング部署に移動し、飲料や食品、菓子など一般商材を中心に担当しています。また、YOMIKOの武器を作るための社内プロジェクトにも参加するなど、領域にとらわれない新たな発想や視点を培うとともに、自分だけのユニークネスを模索しながら、社内・社外に必要とされるスタッフを目指して日々奮闘しています。

Q

仕事で苦労したことはなんですか?

配属直後の頃は、自分のキャパシティも分からず、日々目の前の業務に追われて結果的にモチベーションが下がってしまうことが多くありました。ひとつひとつの仕事をちゃんとやりたい、けど物理的にも能力的にも難しく質が落ちてしまう、信頼にも繋がらない…そんな悪循環で「やりたいのに上手くできない」と焦っていましたが、“チームメンバーを頼る”ことを覚えてから、気持ち的にとても楽になった気がします。独りよがりではそれこそ業務全体にいい影響を与えませんし、そのためにも、日頃から困ったときに協力しあえるような信頼関係を築くことがとても大事だなと日々感じています。
また、ある程度年次を重ねてメインで担当する案件が増えてからは、「チーム全体がどうすればうまく推進できるか」を悩み、意識するようになりました。特にコンペの場合は、案件ごとにチームをつくり、2週間~1ヶ月ほどの期間で1つの提案を作り上げていくことが多く、案件の規模に応じてかなりの人数が関与します。限られた時間の中で、自分がどう動けばチーム全体がいい方向に進んでいくのか、プロジェクト全体を俯瞰して行動する力が必要だと痛感しています。まだまだ未熟で、案件のたびに反省することばかりですが、毎回その反省を活かして少しずつでもアップデートしていけたらと思っています。

Q

携わった案件について
教えてください。

昨年度に携わった、運輸事業を通じた見守りサービスの提案が印象的です。競合企業がシェアの大部分を占める寡占市場において、どのように戦うべきなのか。定量調査をもとにターゲットを分析したり、商品が提供するベネフィットを検討したりと、コミュニケーション戦略全体を担当しました。
具体的には、「これまでの商品にはない新しい魅力があり、現在の見守りサービス市場とは異なる新しい領域へ、ターゲットや市場自体を拡大する」という戦略をご提案し、クライアントからは「まさにそのように考えていた、頭が整理された」「上申の材料として活用した」といった声をいただくことができました。
営業の徹底したヒアリングや、社内外スタッフ間での細かな認識のすり合わせを通じて、チームメンバー全員で早い段階から議論を深めることができ、理想的な進め方だったように思います。結果として、クライアントからの信頼獲得にも繋がり、自信に繋がった一例です。

Q

仕事への想いを聞かせてください。

自戒として大きく2つあります。1つ目は「自分一人では何もできない」と認識することです。アイデアへの思考を深めていると、どうしても視野が狭くなり、自分の考えが唯一の正しいものに見えてきてしまいます。ただ、そこで固執せず、色々な人の経験や考え方から新しい視点を取り入れたり、違う視点に気づいたりできることで、どんどん良い方向に磨かれていくと感じます。自分の考えがベストだとは限らない、一人では何もできないことを前提に、まだまだ程遠いですが、柔軟な人間でありたいと思っています。
2つ目は「想像力」です。個人のスケジュール管理も、プロジェクトの推進も、チームの人間関係も、全てはいかに一歩先の想像力を働かせられるかにかかっていると思います。まだまだ、「これはもっと想像すれば早く動けていたはず...」と後から反省することも多いので、「この人のこの想像力、すごい!」と思ったら勝手にどんどん真似しています。

Q

これまでの業務経験のなかで起きた
「逆転劇」はなんですか?

3年目のコンペ案件で、クライアントへの提案日直前までなかなか提案の軸が決まらず、前日までかなり悩み続けていたことがありました。そんな不安を抱えながらのプレ準備期間とは反対に、提案本番は、本気でやりこみ考え抜いたことで、伝えたいことを心からの言葉で伝えることができ、クライアントも含めて会場が一体感に包まれていたことが、個人的逆転劇として記憶に残っています。
結果としてプレに勝つことは残念ながらできなかったのですが、翌年も同じプレメンバーとして呼んでもらえたことがとても嬉しく「去年最後まで粘り強くチームに並走できてよかった」と思いました。

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